・オザーサン書いたよー!全身痛いけど、痛い間は書けるんじゃないかな!
・19日に続き部分にさかな編書いたよ
・18日には脳内麻薬切れた。そして痣だけが残った。いたいいたい
・
大破壊後の解説も更新してはいるよ。異能のところ。全部イニシャルにしちゃったから分かり難いことこの上ないね
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【掌編:さかなクン】
・腐海と呼ばれて久しい水辺に、その男は屈み込んでいた。
奇怪な帽子はかなり傷んでおり、潜り抜けた騒乱の激しさを物語っている。
それでも男は笑顔でこちらを振り返った。
「おサカナはね、生きているんですヨ」
そう言って、もはや泥に近いような水に手を差し入れた。
「姿はずいぶん変わっちゃいましたケド、こうやってみんな、元気なんですヨ」
おぞましいとしか形容できない異形が泳ぎ来て、彼の指先に群がっている。親しい友を迎えたように、男は笑みを晴れやかに拡げた。
「ボク思うんデス。きっとこれも、おんなじなんだって。こうなってしまう前と、きっと変わりはないんデス。水の中に住んで、こうやって泳いで、ね、カワイイじゃないデスカ!」
「動物も、植物も、きっとおんなじなんデス、ボクはおサカナのことしかわかんないデスけど、きっとそうなんデス…変わってしまったのはきっと」
そこで男は言葉を切った。そして、その平たく離れた目で真っ直ぐにこちらを見据え、糾弾するように言った
「人間だけ」
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