・兄弟篇についてご存知ない方は
まとめページからご覧下さい
・各人が弟について喋っている部分を切り取ってみた、という設定
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・「あの子は何やろ、ちょっとおもろいね。まあ言うても皆おもろいけどね。ああ、そうや、あの子、アレ好きやで。あの、ほら…ホログラム。アレ持っといたらずーっと見てんで」(有野さん)
・「田村君はー、むじゃきなんはええと思うんですけどー、ほら僕ってデリケートな人間じゃないですかー、手に負われへん部分ってあるんですー?」(のんちゃん先生)
・「聡はっさ、アレよ。優しい兄貴がいるもんね。俺なんかはっさあ、兄貴はさ…」(竜次)
・「聡君、いつも優しくしてます。くれます。俺が恐いもの、先回りして、気を使ってくれるんです。俺は、すごく、頼りにしちゃってるところがあります」(博)
・「サトちゃんはね、可愛らしい。動物とかお花とか好きでね。甘いもんとか好きでね。いろいろしてあげたなるわね。けどそない甘やかしたらあかんのやろうけど、亮ちゃんとか居るわけで。うん、けど、やっぱり可愛らしいね」(オカラさん)
・「聡君はですね、優しいです。それはどういう部分かと言いますとですね、一個しかない物でも分けてくれはったりします。パンとか。いえ、その、内容ではなくてですね、その心が嬉しいのです!」(巡査)
・「あの人は、ああ見えて、全部自分で選んではんねや」(モノ)
・「サトシはすげーよ!何でもすぐ覚えっからね!俺が教えたの忘れたことでも覚えてっから俺びっくりすんの!」(もじゃもじゃ)
・「一般の人間が知っていることは何も知らないと言っていいと思う。けれども、一般の人間が知らないことを全て知っていると言って過言でないと思う」(白い男)
・「え?アイツ?(ニヤニヤ)使い道はなー、いろいろあんと思うんだよなー。けどさー、いろいろ余計なモンがくっついてんじゃんwうざいのがwそうだなーアイツがピンならなー、いろいろなー」(ヨコチョ)
・「え?聡?あの子はアホよー(オバチャン風の身振りで)。いわゆるアホの子。けどそれでええのよ、ええの!あないキレイな顔して賢かったらそれはイ・ヤ・ミやないの!口ぽかーん開いて、それで可愛らしいねんから、それでええのよもう」(礼二)
・「言うてもあいつ、アホちゃうところが凄いねんな。あいつ…多分、本質的な部分言うもんは全部把握してる筈やねん。多分、言語的な部分だけやねん、ついて来ぇへんのが。コトバとして考えへんし、コトバとして表現せえへんだけの話」(絵師)
・「言うてもアイツ、目、死んでるやろ。いっつも目だけは笑てへん。じーっと何か見てる。人殺したことある目やで。サツジン言う意味やなしに、人の人生葬って来た目や。そういうモンをようさん見てきた目。せやからあないなんねん。俺と同じで…」(英彦さん)
・「よか子ったいね?明るうして、あんしゃんの言わんしゃる事ばよう聞いてから、してからなかなかコンジョモンで」(不動産屋)
「よか子」(いぬきちさん)
・「いや、やっぱりオカシイんでしょうね。近頃じゃ子供でもあんなの居ませんよ。ただ優しいとかそういうんじゃないですよね。異常って感じはしますよ。良すぎて異常。接してるとね、こっちが当然こう、悪どい人間なんだってことを認識するわけですよ。それが非常に…イヤと言うかね。本来接さなくてもいい筈の相手なわけですよ!本来は!」(A)
・「あの子…俺… (泣き出す)」(B)
・「オレね、亮さんと聡君と暮らし始めるまで、泣かなかったんすよ。何つか、泣いても何も解決しないってずっと思ってたんす。けど、一緒に暮らし始めてすぐくらいに、まああの頃当たり前なんすけどいっぱいいっぱいになってて。そん時に、聡君が『ないてええのよ』って言ってくれたんすね。『こころんなかが、もうはいれへんっていうてんねんから、だしたらええのよ』って。そんでオレもうブワーって。それからっすよ、オレ完全に泣き虫んなったの!」(庄司)
・「聡?どう思うか?俺?」
「ん?」(首を傾げて見上げる弟)
「ん?」(目を合わせて笑う兄)
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