どせいさんの かくればしょで ごじます。 ぽえーん。



         はじめての人は鍋底についての注意書きをかならず読んでほしいです。 どせいさんに ついてはこれをよむです。

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うったり かったり。



はしごごっこです。あきないのです。
 ここから買ってもらうと
 僕に小銭が入るです。
 そうです。
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・庄司が料理に真剣に取り組むようになった切欠は、礼二からこんな話を聞かされたからだった

・「最初にここ来た時、まだ顔色悪かってな、ガリガリやったわ二人とも。
 そいでな、聡に何食いたいて聞いたら『やきめし』と。
 したら具は何入れたろ言うたら『なると』。
 そしたらラーメンは何入れたろ言うたら『ちくわぶ』と。
 亮に言うてんジブン何食わしてんねんてな」

・兄はとにかく食べさせることで精一杯で、栄養状態や偏食の影響まで気も手も回らなかった。
 そして庄司は庄司でボンボン育ちゆえに、出された物を食べるという意識しかなかった。
 食べる物を考え、栄養を積極的に摂取するという認識に到ったのは
 この『なるとちくわぶ事件』からであった。

・実際、出来合の物を適当に調理する分には、庄司の腕もそれほど悪くなかったのである。
 現在は栄養面と弟の偏食を考慮しながら奮闘するために、ちょっとおかしなことになってしまっているのだ。

・それでも弟は、少々キテレツな出来上がりでも庄司の手料理を嬉しそうに食べる。
 温かい物を、兄と庄司と共に食すことが幸せなのである。
 その事実に気付いた時、庄司は弟が“飢えていた”ことを知った。
 同時に、兄が必死になりながらも“飢えさせていた”、そして本人もそれに気付いていたことも知った。
 庄司は二人の前で涙を隠そうとしなかった。
 その日を境に、兄弟の庄司への信頼は揺るがないものになった。

・でも弟は今も炒飯にはナルトを入れてほしい。
 「ぐるぐるしててたのしいもん」
_____

・おしらせ
 単品記事を古い順にまとめてみました。よろしかったらどうぞ。
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・兄弟篇についてご存知ない方はまとめページからご覧下さい

・礼二の店で
 中華料理から漢方へ話が進み
 蛇の抜け殻だの毒だのの話になった

 弟は椅子をぴょんと降り、居合わせた有野さんに蛇の毒についてしつもん
 有野さんはスラスラと解説(理科は得意)

 弟しばし黙って考えていたが「けどなんやへびかわいそうやな」
 「何でな」
 「つよくなろおもたんは、けがしたないからやろ、いたいめーにあいたないからやろ
 そんでどくもって、つよなって、おそわれへんようになって
 けどそしたら
 だれともともだちになれへんようになってしもてんやんか
 へびといっしょにおってくれるの、だれもおれへんやんか
 そないおもたら、かわいそやなって」

 俄かにしんとする店内
 それぞれが思索に入り込んでいく中、チャーハンは誰にも気付かれぬように店の裏へと姿を消した

・兄弟篇についてご存知ない方はまとめページからご覧下さい
・設定の話と言うか自分の文章力の無さに関する愚痴のようなもの

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