その1 その2 その3がすごく長くなってしまったので分割しました。
発端:この記事 まとめページはこちらで ごじます。
主な追加:トクイとイタオと兄弟の祖母
この記事の内容は全部ふぃくしょん ですのだ。
実在の人物とは 関係ないでごじます。
【Bという男】
・中学時代に何となくグレる
・その後凄い勢いで本格的にグレる
(この間の本格的な詳細は18禁的な内容を多分に含む)
・一人っ子の嫡子であるBのその状態に関連して両親の諍いが生じる
結局母親はBを置いて家を出てしまった。現在は行方知れず
・父親はその後体調を崩したがBは放蕩したまま家にはほとんど戻らなかった
数年後そのまま病院で亡くなったが、親族の反発に遭い看取ることもできなかった
・現在は声がガビガビだが、それも『本格的時代』の外因に因るもの
本来はもっと細く高い声だった
・仕事を始めてからも直情的で粗野な性格だった
数年前まではカッとなって暴力に及ぶことも多かったが、Aが的確に制するので収まってきた
・Aの制し方:無言で殴る。また、Aが常に丁寧語で接することも冷静さの維持に影響している
・現在も自己中心的でわがままに見えるが、自分のことでいっぱいいっぱいなだけ
周囲へ思いやりを向ける余裕がないのである
・主な根城はコンクリート打ちっ放し配管丸見えの内装、黒いスチールの家具
壁にはバイクの写真とAKIRAのポスター
「二昔前の悪ガキの部屋ですね」とAには笑われる
・が、その部屋を見たことがあるのはAだけ。他には誰も入っていない
・今までの恋愛(対象は全て同性である)は常に打算が伴っていた
弟への純粋な思いはまさに“初恋”のそれである
・その影響で完全に情緒不安定になってしまっているが、そこもAがフォロー
例えばポストに破って捨てた筈の絵が繋ぎ合わされて入っていたりする
_____
【絵師と礼二の過去】
・小咄にまとめようと思っていたのだが、いつまで経っても話に仕上がらないので設定だけ世に出してみる
・絵師と礼二は幼少時に火災で両親と家を失った
・その後施設で育つ
・絵師は施設を出てから働いて礼二の進学を支えるが
その後心を病んで社会を離脱
それからは礼二が絵師を支えていく
・絵師の病の原因はやはりその火災
自分が原因だったのではないか、と思い詰めるようになったのだ
・「何やよう覚えてへんねんけど、親父にな、何かこさえてくれ言うたんや。ホンマはいつでもよかってんけど、無理言うたような気がすんねん。それをこさえてくれてたんちゃうかと思うねん。仕事で疲れてた筈やのにな。夜なべするときはいっつもロウソクやったから、その火やったんちゃうかって思うねん。せやから、俺があない言わなんだら、って」
・礼二は幼かったので火災の記憶そのものはない
両親の記憶もほとんどない
覚えているのは施設であった良いこと悪いこと、そして兄への感謝だけだ
・礼二は全くそれらを気に病む必要はないと思っていて、たくましく生きていくこと、生き抜いて何かを成すことだけが人生の目標。
絵師が思うさま絵を描き、そして情報を操れるように、さらにそれを生業とできるように仕向けている
・絵師は中卒。絵もPC関係の技術も独学。
・猫を無闇と増やしてしまうのは火災で飼っていた猫も失ったと思っているから
(実際には猫は逃げ出し近所で生き延びていたのだが、幼かった絵師と礼二には知る由もなかった)
別に贖罪の意識があるわけではなく、全くの深層心理的なもの
・今でも絵師は火災の夜を夢に見ることがある
詳細は覚えておらず、ただ紅蓮の炎と呼吸困難に襲われるイメージだけ
それでも寝汗をかいて飛び起きる
・なので、今でも嵐の夜を夢に見て飛び起きる聡が可哀想でならない
(絵師は聡が寝ている姿を最も多く見ている他人である)
・かように、境遇の似ている亮と聡に対しては深い同情と共感を抱いている
出来る限りの支援をしてやりたいと思っているし
優しく明るい二人(と庄司)に心癒されてもいる
・かつ、亮に対しては尊敬と同時に劣等感も抱いている
同じ兄なのに、亮は強く優しく生き、弟を育み、庄司をも導いている。自分はダメだ、と思うのである。
・そんな絵師に対して礼二はイラッと来ることもある
また、そのイラッと来られることに対して絵師は申し訳なく思う。それに礼二はイラッと(以下繰り返し)
_____
【イタオとトクイ】
・実は遠縁である
・でもトクイと兄弟に血の繋がりはない
・どういうこと?
・こういうことです。