・兄弟篇についてご存知ない方は
まとめページからご覧下さい
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・宵昂園では桜が満開
兄と庄司は花見の準備に駆り出された(報酬はお昼御飯)
・絵を描いている絵師や弟、鼻歌を歌っているオカラさん、躍動しているまさる
そうした面々を離れたところで見守りながら庄司ポツリ
「結果って、出さなきゃいけないのかな」
・「オレ、特技ってないじゃないすか。
喋るのもヘタだし、何かこう、トータルで見て不器用だし…料理も巧くなんないし。
オレ、何か残せないんじゃないかなって。結果っつか、何であっても。
生きてる意味とか、もし後から考えて、そういうの、あんのかなって」
・兄、頭に巻いていたタオルを外しながら桜を見上げる
金の髪に花びらが舞い降りる
「俺は、」ゆっくり考えて「庄司が今居るだけで、ええと思うけどなあ」
・返事がないので兄が隣を見ると
しまった、庄司は泣き始めたら長いぞ!
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